興味のある所からお読み下さい
- SEOの基礎知識
- Google Search Console
- Google アナリティクス
SEOに強いサイトにするための4つのポイント
一般にSEOの技術は
- 内部施策:WEBサイト内の改善
- 外部施策:外部からWEBサイトの評価を高めるための施策
に分けられます。SEO対策で特に重要なのが、検索結果の上位に表示させ、自サイトへのアクセス数を上げることです。
アクセス数を上げるには、サイトへの主な流入源となる Google や Yahoo! などの検索システムからのリンクの獲得(上位表示)、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)からの流入を増やすなどの工夫が必要です。
Yahoo!は内部でGoogleの機能を利用しているため、Googleで上位表示されれば自動的にYahoo!でも上位に表示されます。ここでは、Google検索エンジンにヒットするために押さえておきたい4つのポイントについて説明します。
- (参考)Googleが推奨する、Googleで上位表示されやすいサイトの作り方ガイド資料
「検索エンジン最適化スターターガイド」
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【内部施策】
- SEOを意識したキーワード選定(どういう言葉で検索がされているかを知る)
- 正しいHTMLの記述(検索エンジンが正しく理解できるようにサイトをつくる)
- みんなが検索を通じて知りたいことをコンテンツ化(自分が言いたいことではなく、みんなが知りたいことを書く)
- SEOに最も重要な被リンクを得る(継続的にユーザーの自発的な被リンクを集める)
【外部施策】
SNSからの流入を増やすソーシャルメディアを使ったSEOについては、こちらを参照してください。
SEOを意識したキーワード選定
検索エンジンは、ウェブサイトのタイトルにどのようなキーワードが設置されているかを解析し、そのウェブサイトの質を判断します。
SEO対策を考える際には、まずどのようなキーワードで検索されたいか、ベストなキーワードを選定することが重要になります。
キーワードの選定と便利な無料ツール
そのためには、ユーザーがどんなキーワードで検索しているか把握する必要があり、特に、ビッグキーワード(単一のキーワードで競合性の高いキーワード)を狙う場合は、キーワードと組み合わせて入力して、目的の情報に絞り込むために補完する「関連キーワード」をしっかり押さえておく必要があります。
これらを調査する無料ツールに、以下のものがあります。これらを活用して、最適なキーワードの選定をおこないましょう。
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Google/Bing/Yahoo関連キーワードツール「goodkeyword」
Google.co.jp、Bing、Yahoo! JAPANで検索されている関連キーワード、複合キーワード、サジェストキーワードを調査できるキーワードツールです。 -
Google Trends
ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツールです。
今、話題になっているキーワードや、最新、急上昇したワード、指定したキーワードの人気度の動向・地域別人気度・関連キーワードを調べることができます。 -
Google AdWords キーワード プランナー(Googleアドワーズのアカウント要)
Googleアドワーズが広告主用に提供しているツールで、利用には Googleアドワーズのアカウントが必要です。
「検索キーワード」に関連する新しいキーワードを見つけたり、「検索キーワード」の検索ボリューム(月間検索数)と傾向(競合性)を調べることができます。 -
検索キーワード調査ツール「キーワードウォッチャー」(無料会員登録要)
提携する大手ポータルサイトの検索データをもとに、キーワードの検索数や、人気の複合ワードが、いつ、どれだけ検索されたのかを知ることができるキーワード検索数調査ツールです。
国内で検索されたキーワードの検索数やサイト訪問者の関心ワードが分かります。利用には無料会員登録が必要です。 -
Yahoo!関連検索ワードサーチ「UnitSearch」(2015.7現在休止中)
Yahoo! JAPAN のデータを元に、Yahoo! 検索の「関連キーワード」を最大100件まで表示します。指定されたキーワードとよく組み合わせて利用される検索キーワードを調査できます。
正しいHTMLの記述
タイトルは、SEOにおいて最も重要な要素です。記事ごとに狙いたいキーワードをしっかり定め、必ず上位表示をさせたいキーワードをタイトルに含めるようにします。
一般的に検索エンジンは、タイトル内でも見出しタグ内でも文章内でも、文章の先頭にあるキーワードほど重視します。SEOに強いサイトにするには、次の点に留意します。
- タイトルや見出しにキーワードを含めるようにする
- metaタグ(meta description)にユーザーの関心を集める内容やキーワードを盛り込む
- 見出しだけで意味がわかるようにする
- はじめの200文字以内にキーワードや関連キーワードを配置する
- 重要なキーワードにはリンクをつける
- リンク(アンカーテキスト内)にキーワードを含める
検索されるキーワードに応えられるページを作り、それが検索エンジンから見て分かりやすいものにすることが重要です。
みんなが検索を通じて知りたいことをコンテンツ化
検索という行動はほとんどの場合、知らないことを知るために行われます。検索者が新たな知識を得るための情報探索であり、検索エンジンは検索者と知識をつなぐ役割を担っています。
SEOを効果的に実施するためには、自分の目線で伝えたいことだけを一方的に発信するのではでなく、検索者の目線に立ち、検索者にとって役に立つ情報とはどんなものかを考え発信していくことが必要です。
SEOとは前提として「ユーザーにとって役に立つ情報が」「検索エンジンに分かりやすいように構成され、記述されている」という内的なSEOを基本としています。
しかし、ここで問題になってくるのは
- 検索エンジンはそれだけでうまく上位表示してくれるわけではないということです。
- そのコンテンツの良し悪しや、ユーザーから見た価値があるか、ということまでは分からないためです。
そこで、ユーザーの評価指標として、次の外部リンクが重要になります。
SEOに最も重要な被リンクを得る
サイトの記述をいくらチューニングしても、キーワードをいくら詰め込んでも、情報の価値が向上するわけではありません。
Google や Yahoo! には、リンクポピュラリティーといって、リンクが多くされている人気サイトを検索で上位にヒットさせるアルゴリズムがあります。リンクが多く貼られているサイトの情報には信憑性があり、内容が充実しているハズだという考えです。
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ユーザーがリンクをしたくなるような良質なコンテンツを継続的に作成して、自然発生的な良質な被リンクを獲得していく日々の取り組みと地道な努力
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ユーザーに「これは面白い!」、「このページは役に立つ!」といった評価を受け、ユーザーのサイトやブログ等で紹介してもらえるページ作り
が大切です。
最後に
Googleの検索アルゴリズムは、何度も更新されています。2012年のペンギンアップデートやパンダアップデート、つい最近おこなわれたモバイルフレンドリーなど、今後も、更新されつづけていくと思います。
検索アルゴリズムが変わることで、SEOの技術的なアプローチが変わっても、
を理解することが、SEOにとって最も重要と思います。中長期的な視野で価値の高い情報発信を行っていきましょう。