興味のある所からお読み下さい
- 開設までの手順
- 活用ノウハウ
- スコアカード改善
- 使い方と収益向上策
ページ単位の広告とは
ページ単位の広告の特徴
Google AdSenseのマイページを開いたら「ページ単位の広告」と言う新しい広告のお知らせがありましたので、当サイトへ設置してみました。
- モバイル端末にのみ表示される
- アンカー広告とモバイル全画面広告の2種類
- 2つの広告は毎回表示される訳ではなく、Google がユーザーにとって利便性が高いと判断した場合のみ表示
- 1つの広告コードを head 部に埋め込むだけですべてのページで使用可能
- ページあたりの広告数の制限(3つ)に含まれない(注)
(注)2016年8月より、Adsense のポリシーが一部変更になり、Adsense 広告の個数についてルールが変更になりました。
- 「1ページに配置可能な広告の上限」という項目が消えて、
- 「価値の高い広告枠」という項目に変更されています。
Webサイトの1ページにつき、「コンテンツ向けAdsenseユニットは3つまで、リンクユニットは3つまで、検索ボックスは2つまで」でしたが、
新ルールでは「広告数の上限はなく、他社広告も含め、広告の数に見合った価値の高いコンテンツでなければ、表示を制限されるか広告が無効になる」というものです。
アンカー広告
- アンカー広告とは、スマホなどのモバイル端末の画面最下部に表示される広告で、画面をスクロールさせても付いてくるスクロール追尾型の広告。
- 広告を消したいときは、広告上部を下方向にスワイプすることで非表示にでき、一度消せば再び現れることもありません。
モバイル全画面広告
- モバイル全画面広告とは、サイト内の違うページに移動した時に、画面いっぱいに表示される広告。
- スキップボタンが分かりやすい場所にあるので、さほど不快に感じるものでもありません。
設置方法
Google AdSenseのマイページから、左側のナビゲーション パネルで「広告の設定」→「ページ単位の広告」を開きます。
- アンカー広告、モバイル全画面広告の表示させたい広告をスライドさせてON(青)にする
- コードを取得をクリックし、表示されたコードをブログのheadへ貼り付ける
使用するテーマのテンプレートファイル(header.php など)の head 部に「ページ単位の広告コード」を追記すると、すべてのページに広告が表示されます。
子テーマがある場合は、子テーマのテンプレートファイル(header-insert.php など)に広告コードを追記すると、テーマデザインを別管理でき、親テーマのアップデートによる影響を受けないので管理が楽になります。Simplicity ユーザーはこちらを参考にしてください。
導入効果(クリック率、収益)
ページ単位の広告のレポート確認方法
ナビゲーション パネルで「広告の設定」→「ページ単位の広告」から、画面右上にある「ページ単位の広告のレポートを表示」をクリックすると確認出来ます。
ページ単位の広告のパフォーマンス
アンカー広告とモバイル全画面広告、両方をONにして、設置後1ヶ月の月間パフォーマンスを調べると下表のようになりました。
設置の是非を考える場合、どの位の効果を上げているのかの確認が重要ですが、データ量が少ないので目安程度にお考えください。
- モバイル端末1万PVに対して表示されるのは大体、アンカー広告230回、モバイル全画面広告20回程度
- 表示回数 アンカー広告:全画面広告 10:1
- クリック率 アンカー広告:全画面広告 1:10
- クリック単価 アンカー広告:全画面広告 1:2.5
- 収益 アンカー広告:全画面広告 1:2.5
- アンカー広告のクリック率は通常広告のクリック率に比べ1/2と低い
ページビュー | 表示回数 | クリック数 | ページCTR | クリック率 | |
ディスクトップ | 34,129 | 134,589 | 350 | 1.03% | 0.26% |
モバイル端末 | 27,237 | 97,987 | 324 | 1.19% | 0.33% |
タブレット | 6,574 | 24,987 | 103 | 1.57% | 0.41% |
計 | 67,956 | 257,623 | 777 | 1.14% | 0.30% |
アンカー広告 | - | 626 | 1 | - | 0.16% |
モバイル全画面広告 | - | 53 | 1 | - | 1.89% |
まとめ
「ページ単位の広告」は、Google AdSenseの新しい取り組みですので、実際はどのくらいの収益が見込めるのかは、まだ未知数です。
アンカー広告を設置すること自体が、ユーザーから見ると結構煩わしいと感じる人も多いので、現状の収益が良好なら、わざわざユーザーに嫌われるリスクを取ることは無いかも知れません。
当初は、広告数の制限(3つ)に含まれないのでメリットもありましたが、その制限がなくなった今、通常広告だけでも、充分に収益をあげることはできるので、慌てて導入する必要はないように思います。